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misocaで作った請求書を弥生会計に取り込むのは簡単【注意点アリ】

misocaで請求書を作るのは簡単で便利ですが、これを会計ソフトに取り込むのも簡単にできます。取り込んでしまえば、仕訳入力する必要もないので、煩わしい入力作業をカットできます。弥生会計を持っているからあえてmisocaにするのもアリです。ただ、注意点もあります。

misocaは請求書や領収書を簡単に作れる




請求書作成サービス「Misoca(ミソカ)」

misocaは請求書や領収書を簡単に作れるオンラインサービスです。請求書郵送サービスなどの有料オプションもありますが、基本的に無料です。士業や講師で必要な源泉徴収もワンクリックで設定できるので、個人事業主にも使いやすいです。便利なので、このブログでは何度もネタにさせてもらっています。

無料となると、有料オプションを使わせるための電話やメルマガ営業が押し寄せるのが定番ですが、そんな様子はmisocaにはありません。逆にどこかで有料プランを使わないといけない気持ちになります。

misoca請求書を弥生会計に取り込む方法

misocaで発行した請求書データを仕訳データとして弥生会計に取り込むことができます。やり方は簡単です。請求件数が多いなら、misocaのデータを使って自動で仕訳を作るほうがミスも手間も減らせます。

弥生会計に取り込む流れ

misocaの請求書を弥生会計に取り込むには、まずmisocaの請求書画面を開きます。今回は、2件の請求書を例に説明します。

請求書画面の右下に「CSVダウンロード」ボタンがありますので、クリックして次の画面に進みます。

弥生会計に取り込むには、文字エンコーディングはShift-JIS、フォーマットは弥生会計形式を選びます。このあたりは、画面にも説明が出ていますから、覚えなくても大丈夫です。

「3月の売上を2回も取り込んでしまった!!!」とならないように対象期間だけは注意したほうがいいです。ダウンロードボタンを押すと、テキストデータがダウンロードされます。

ダウンロードしたテキストデータ([Misoca]請求書レポート)を開けてみると、次のとおりとなっています。

2000,,,2017/03/17,売掛金,,,対象外,50000,3703,売上高,,,込,50000,3703,株式会社A,,,0,,Misoca からインポートされました。,,,no
2000,,,2017/03/20,売掛金,,,対象外,30000,2222,売上高,,,込,30000,3333,B,,,0,,Misoca からインポートされました。,,,no

次に、弥生会計のデータを開けて、仕訳日記帳→ファイル→インポート。そして、misocaからダウンロードしたCSVファイルを選択します。これで仕訳データが出来上がり、かと思いきや、そうではありません。

消費税の課税区分を設定しないといけません。misocaのデータでは、消費税区分が「込」となっていて、弥生会計には「込」という項目がありません。そのため、自分で直す必要があります。消費税の間違いが怖いので、わざと自分で設定するようにしているのだと思います。

ここをクリアすれば、仕訳が作成されます。

misocaデータを弥生会計に取り込むときの注意点

misocaデータを弥生会計に取り込むのは簡単です。でも、このやり方が向いていないケースもあります。

補助科目を設定したいケース

売上や売掛金に補助科目を設定することも多いです。得意先ごとの数字をチェックするときに補助科目の設定があると楽だからです。

残念ながら、misocaからダウンロードしたCSVファイルには補助科目は設定されていません。補助科目を設定するには次の方法があります。

1.まずmisocaデータを取り込んでから手入力で補助科目を設定する
2.misocaデータに補助科目を付けてから弥生会計に取り込む

どちらにしても、手作業が入るので面倒です。複数の固定客ごとに数字を管理したいときは、misocaデータの単純利用は向いていません。

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売掛金科目を使う必要がないケース

請求書を発行したときに「売掛金/売上」、入金されたときに「現金預金/売掛金」、このように仕訳をするのが簿記の原則です。でも、手間を考えて、入金時に「現金預金/売上」と処理するケースも現実には多いです。

・請求書発行と入金がほぼ同時
・月ごとの売上推移は重視していない
・事務の手間を減らしたい

これらに該当するなら、「売掛金」科目は使わなくていいです。入金された金額をそのまま売上としたほうが早いし楽です。

立替金が発生するケース

売上4万円で立替金1万円、計5万円で請求書を発行するケースもあります。印紙代を立て替える司法書士や自動車整備が当てはまります。

この場合、misocaデータから仕訳を作成すると、「売掛金/売上、5万円」となってしまいます。

立替金、交通費、郵送料など、売上以外の精算がある場合は、CSVからの取り込みはやめたほうがいいです。会計ソフトへの取り込みができる請求書フォームをエクセルで作ったほうが便利です(記事作成中)。

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misocaデータを弥生会計に取り込む

misocaデータを使って、弥生会計に仕訳を自動作成するのは簡単です。請求書の発行数が多い事業主には便利です。しかし、事務コストなどの目線からは取り込まないほうがいいケースも多いです。

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作間 祐兵

朝4時から始動する税理士、髪型は丸坊主。 面談やネットを通じて、お得な情報を届けることに全力を注ぎます。

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