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国民年金基金vs個人型確定拠出年金(iDeCo) 違い&同時加入【加入前に要チェック】

国民年金基金から加入案内が届きました。自分から資料請求したわけではないので、多くの自営業者に一斉発送しているものと思います。将来の年金対策として、個人型確定拠出年金(iDeCo)が注目されています。国民年金基金と個人型確定拠出年金(iDeCo)について、「どんな違いがある?」「同時に加入できる?」という疑問を解消したいと思います。

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国民年金基金と個人型確定拠出年金(iDeCo)の違い

国民年金基金と個人型確定拠出年金の違いについて確認します。どちらも自分で掛け金を払って将来の退職金や年金に備える趣旨はいっしょですが、加入を検討するなら知っておくべき違いがあります。

違い1.もらえる年金額が決まる時期

国民年金基金と個人型確定拠出年金(iDeCo)は、もらえる年金の金額がいつ決まるのか、その時期が違います。

【年金受給額の決定時期】
国民年金基金・・・加入時
個人型確定拠出年金・・・受給時

国民年金基金は、もらえる金額が加入時に決まります。

「65歳から月4万円ずつ欲しい」
→年間約30万円の掛金を25年間払えばいいんだな

国民年金基金は、将来の受給額を先に決めて、加入するイメージです。国民年金基金から送られてきた加入例にも、年金の受給額が書かれています。

一方、個人型確定拠出年金(iDeCo)の場合、受給額は自分の運用次第で変わります。国内株式中心、海外債券中心、バランスよく分散、リスクとリターンで選択するので運用成績が十人十色です。運用おまかせの国民年金基金とは、ここが大きく違いますね。

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違い2.年金原資が足りなくなる可能性

加入する前に知っておきたい違いとして、年金原資が足りなくなる可能性(リスク)も重要です。

【年金原資が足りなくなる可能性は?】
国民年金基金・・・アリ
個人型確定拠出年金・・・ナシ

国民年金基金は、みんなのお金をいっしょに運用します。そのため、運用成績が悪いと、確定している年金額を払える原資が足りなくなる可能性があります。

・これから加入する人の掛金を上げる
・もらえる年金額を少なくする

みんなのお金なので、こんなルール変更があるかもしれません。

一方、個人型確定拠出年金(iDeCo)の場合、掛金も運用も個別に行うので、他人は関係ありません。

2つの違いを見て、片方だけ加入するならどっち?

2つに分けて違いを書きましたが、「みんなのお金」か「個人のお金」か、これが国民年金基金と個人型確定拠出年金の違いでした。

この違いを考慮して、片方だけ加入するなら、どっちを選びますか?

強制加入の国民年金が「みんなのお金」ということを考えると、「個人のお金」である個人型確定拠出年金でバランスを取っておきたい気持ちが自分にはありますが。

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国民年金基金と個人型確定拠出年金には同時加入できるか?

国民年金基金と個人型確定拠出年金は似ている制度なので、同時に両方とも加入しようかと考える人もいます。同時加入可能?答えはYESです。

掛金上限は両方合わせて年81.6万円

同時に加入することは可能ですが、掛金の上限は合計で年81.6万円(月6.8万円)です。みんなで運用か個別で運用か、この違いはありますが、年金の上乗せという性質はいっしょなので合計で上限が決められています。

小規模企業共済は同時加入が可能

国民年金基金と個人型確定拠出年金は合計で年81.6万円ですが、小規模企業共済は別に年84万円加入できます。小規模共済との同時加入も検討してみてはいかがでしょうか?

両方合わせて年165.6万円なので、税率15~55%で計算すると、25~91万円の節税効果があるとも考えられます。最低でも年利15%の運用ってすごいです。

国民年金基金と個人型確定拠出年金、違いと同時加入の疑問、まとめ

国民年金基金からの案内が届いたので、最近注目されている個人型確定拠出年金との違いや同時加入について書きました。みんなのお金か個人のお金か、ここが一番の違いであり、加入前に知っておくべきところです。


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作間 祐兵

朝4時から始動する税理士、髪型は丸坊主。 面談やネットを通じて、お得な情報を届けることに全力を注ぎます。

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